『クラウドアトラス』観た?
遅ればせながら観たよ。先週の金曜に観た。
あまりのスゴさに度肝を抜かれました。
昨日までに3回観た。がっつりハマった。
脚本と編集がどえらい事になってます。
米TIME誌じゃ去年のワーストNo,1だそうだ。
不思議だ。あんなに面白い映画なんてそう滅多にないぞ。
4日で3回観た映画なんて『クラウドアトラス』ただ1本だけだ。
映画自体は3時間と長い作品ですが、むしろよく3時間に納めたもんだ。
時代劇あり、ブレードランナーあり、コメディあり、ボーイズラブあり、社会派サスペンスあり、ダークナイトのジョーカーのおまけ付き。
視覚でも言葉でもだけど随所に散りばめられたメッセージをどう読むかで大きく評価、感想は変わるだろうな。
『マトリックス』でウォシャウスキー兄弟が伝えようとしていた事が、『クラウドアトラス』でウォシャウスキー姉弟は、より一層きっちりはっきり伝えようとしているって思う。
それは台詞だけでなくて、特殊メイクで人種や性別を超えようとしている事でも伝わってくるし。カルロス・カスタネダに触れてるあたりもそう。
ニューエイジ(古い?)的な思想ってのはオレはどうもアレだったりコレだったりなんだけさ。
「答えはそこにある。 あなたが求めるなら、答えがあなたを探し、きっとあなたを見つける」
これマトリックスの台詞。
「いのちは自分のものではない 子宮から墓場まで 人は他者とつながる 過去も現在も すべての罪が あらゆる善意が 未来をつくる」
これクラウドアトラスの台詞。
ぶっちゃけ輪廻や業(カルマ)だったりするんだけど。キリスト教徒が圧倒的多数の欧米の人々よりも、日本人の方が感覚的に解るんじゃないかなー?と思ってみたり。どうだろ?
ウォシャウスキー姉弟(元兄弟)は『マトリックス』でも『クラウドアトラス』でも、その”思想”の”革命”ってのがテーマなんだと思うんだよね。
その辺りもちょっとあったりしてさ米TIME誌での酷評にも繋がってんのかなー。とか。穿ってみちゃったりして。
それにしてもほんとにスゴい脚本と編集だと思うけどなー。
映画ってすげぇなーって心の底から思った映画です。
あ、すげぇ映画と言えば。
フラッシュバックメモリーズ3D。こっちはドキュメンタリー映画なんです。ガチ最高です。
大介にいいから観ろ!と強く言われていて、滑り込みで映画館で観る事ができた。
本当に観てよかった。
納得の意味のある3D。強く刺さる言葉の数々。
語彙が少なくて情けないが、本当にヤバいったらないのよこの2本。
機会があれば是非、劇場へ。