銀座蔦屋書店オンラントークイベント 奥山由之× 伊藤貴弘氏~写真集「flowers」をめぐる対話~

7月31日(土)20:00~銀座 蔦屋書店にて奥山由之の写真集「flowers」(赤々舎)の刊行を記念し、奥山と東京都写真美術館学芸員の伊藤貴弘さんによるオンライントークイベントを開催します。
奥山が初夏に刊行した写真集「flowers」(赤々舎)は、国内外で大きな反響を得ています。
亡き祖母が暮らしていた家を、いま自身のアトリエとする奥山は、射し込む光に、
庭に揺れる草木に生前の祖母を偲び、多くはなかった会話をあらためて紡ぐように、
花を撮り重ねてきました。
撮影の手法も含めて描き出される、過去と現代の対話。内と外の対話。
また、一枚の写真における視線の重なりや、全編を通じての視点のレイヤーなど、
さまざまな試みに満ちたこの写真集について、東京都写真美術館の学芸員・伊藤貴弘さんとお話する予定です。
伝えたいこと、写真の可能性を常に模索している奥山と、写真の歴史と行方を投げかける伊藤さん、二人の対話にご期待ください。

▶お申込みはこちら

[オンラインイベント開催日時]
会期:2021年7月31日(土)
時間:20:00~22:00
[参加条件]
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、以下のいずれかをご購入いただいたお客様
・イベント参加券 1,500円 (税込)
・書籍付きイベント参加券 5,500円 (書籍代+イベント参加費 送料込み/税込)
※書籍のご配送は、イベント当日までに発送いたします。
 
[対象書籍のご紹介]
「flowers」(赤々舎)
作家が長年撮りつづけたこのシリーズは、亡き祖母が暮らしていた家で撮影されました。この場所をいま自身のアトリエとする作家は、射し込む光に、庭に揺れる草木に、生前の祖母を偲び、多くはなかった会話をあらためて紡ぐように、花を撮り重ねてきました。
80年代に祖父が使用していた110フィルム(ワンテンフィルム)という小さなフィルムを用いて撮影された花々は、部屋のクラシックな意匠やカーテンとも合わさり、花と向き合う自由な視点や角度に引き付けられます。
窓に映り込む花と、ここにある花。窓を挟む室内の花と、庭の花。花を撮ることによって無数の対話が交わされます。
[プロフィール]
奥山由之 (おくやま よしゆき)
写真家・映像監督。1991年東京生まれ。
2011年『Girl』で第34回写真新世紀優秀賞受賞。2016年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。主な写真集に『As the Call, So the Echo』『The Good Side』『君の住む街』『POCARI SWEAT』『Los Angeles / San Francisco』などがある。
主な個展は、「BACON ICE CREAM」パルコミュージアム(16年)、 「君の住む街」表参道ヒルズ スペー スオー(17年)、「As the Call, So the Echo」Gallery916(17年)、「白い光」キヤノンギャラリーS(19 年)など。 また、映像監督としてTVCM・MVなども手がけている。
伊藤 貴弘 (いとう たかひろ)
東京都写真美術館学芸員。1986年東京生まれ。武蔵野美術大学美術館・図書館を経て、2013年より東京都写真美術館に学芸員として勤務。主な企画展に「琉球弧の写真」展、「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」展、「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol. 15」展、「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」展、「いま、ここにいる―平成をスクロールする 春期」展など。